碧空3068 nautilus1411(遠く雷鳴がとどろき、追跡や陰謀の気配を日々の片隅に呼び寄せる)
3068 nautilus1411(遠く雷鳴がとどろき、追跡や陰謀の気配を日々の片隅に呼び寄せる)
湿地に残されたJesus Christの、その誘うような足跡は、その窪みに水が滲み出て来てたちまち足跡を崩しながらずっと続くようにして、いつの間にか見失うかと思うと空中から生ずるようにして、まるでそれ自体が後れて辿るというようになおも続く。
そんなふうに「私」はふかぶかと息づき、その深さだけ遠く雷鳴がとどろき「私」をさばく。
「告白」(J.J.Rousseau)は、「私」の幽霊性が姿を現わすために「告白」となって姿を消したのである。「私」の秘密が他の誰かのことになる魔術的転移すなわちtwice-told-ness は、とっくに過ぎ去っているのに今を主張する幽霊船の時制崩壊であるが、それは隠れなさ(nowhere-to-hide )であるから、遠くとどろく雷鳴が今も「私」をさばく如く「私」はおどろき疑う。「告白」は、底のない嘘の本能の解発、何かまるで真実!なのである。
この、まるで他の誰かが話す!「告白」は、「私」の幽霊性を打ち消すまでにコピーする憧憬である。それは、「平均律曲集」や「フーガの技法」の如く(0.9・・・ が1を打ち消すまでにコピーする憧憬である如く)ふかぶかと連祷する。その深さだけ遠く雷鳴がとどろき、追跡や陰謀の気配を日々の片隅に呼び寄せるのである。


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