Wednesday, February 14, 2024

碧空3097 nautilus1440(EROSの偶然の症状)

3097 nautilus1440(EROSの偶然の症状)  まるで実在!の「私」はいきなり身代わりなのに、奇妙ニモ、誰も「私」に代われない。すなわち、「私」と呼ばれる無意識の表現は、EROSの偶然の症状である。運命じみた無意識がまるで実在!するための、隠喩的跳躍、提喩的縮小、位格変化なのである。それにしても、「私」は偶然の身代わりなのに一体どうして誰も身代わってくれないのか。これは、戦慄的で、奇妙さを通り越して面倒臭いぐらい思いがけない。眠っている間に連れ去られていきなり身代わりである症状なのだから、同じようにして記憶か気を失っている間に、この、「私」の面倒臭い症状はどうして解消しないのか!  雁の背に跨がったニルスの冒険の、その、後れて来る「私」の遠近法に包まれてズーム・アップして来るはずの世界の広がりは、ニルスの「私」がいきなり贖罪である、その、気を失うような縮小のために鏡に呑み込まれている。ニルスは気を失っていて、奇妙ニモ、後れて来る他の誰かがニルスに代わって冒険するのである。  いきなりの身代わりといきなりの贖罪を同じと見なす範疇では、百年も気を失っているニルスに代わって他の誰かが、百年に一度姿を現わして今を主張する都へ入っていく。

0 Comments:

Post a Comment

<< Home