碧空3100 nautilus1443(危機の表現の韜晦、危機の魅惑の半減)
3100 nautilus1443(危機の表現の韜晦、危機の魅惑の半減)
危機には、地下の空飛ぶ円盤が降りて来る位置異常の如く、幽霊船が浮上する。何か偽りが他の誰かとなったケンタウロスや人狼や魔女や天使といった隣人の、その異常接近と位置異常が薄暮の町に鳴り渡る鐘の如く気配づいて、街角の破れかけたポスターの如く秘密な追跡の気配に思わず振り返らずにはいない。戦慄的でしかも何か笑ってしまう自食の症状が、告白の如く魔術的に転移して迫るのである。
この魔術的迂回は、危機を遠ざけるのではなく、焦点を合わせて鮮明にしようとする危機の表現の韜晦である。しかも、危機はピンぼけなのではなく魅惑であって、危機の表現は魅惑の半減なのである。


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