碧空3163 nautilus1506(千人モーゼ)
3163 nautilus1506(千人モーゼ)
権力が蜃気楼であるのは、部分が全体を代表する提喩だからである。一体の種の如き権力は、本当の持ち主が一体誰なのか知ろうとして失踪する。モーゼが(深宇宙の女王ALIEN の如く)図らずも流されることから始まるのも、失踪の実践である。
それは、地位に属するのではなく、一体の種の如き本当の持ち主が異常接近する限りで、光速に達する。モーゼの顔が光るのも、海が割れて陸続と徒渉する出埃及も、モーゼは一体の種の如く、器官の延長(分業する役柄)を導くが、それ自体導かれる器官の延長(分業する役柄)である。
ゲルマン民族の大移動の如き危機の、あるいは、追飛衝動に襲われ一体の種の如く群がる鳥の危機の、その過剰興奮は、どの跫音やどの羽搏も全体を代表して、従って全体の自乗の跫音や羽搏が殺到するのである。恐慌では、一体の種の如き権力の殺到に蜃気楼が膨れ上がるが、それは千人モーゼが現れるようなもので機能しない。千人も本当の持ち主だなんて!


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