Thursday, May 02, 2024

碧空3175 nautilus1518(今を主張するこの世、今を主張する幽霊船)

3175 nautilus1518(今を主張するこの世、今を主張する幽霊船)  種の夢が当惑するのは、部族の最後の一人が消滅した後の言語の行方が気になるように、種の夢が杜絶した後の死の行方である。世界の終わりは種の夢の究極の風景だとしても、それは思いがけない転回を孕んではいないか。何かが喉元まで上り詰めて来ているのは半ば予期しているのであるから、それは、魘されるのであれ安らぎであれ気休めであれ、まるで実在!である。  果てしもないはずの種の夢が突如断崖の縁に出る狼狽から、今を主張する幽霊船が姿を現わす。その百年の硬直は、「私」を主張する世に棲む日々が隠れなさに脅かされた戦慄(模写発作)の転移発作的な究極であるが、そのストップ・モーションを解いて、子供がはしゃぎイヌが過ぎ街がさんざめいて今を主張するこの世はまるで実在!で、その時制の展開は時制崩壊に包まれている。  日々の片隅がどこかで石英のぶつかる音がしたかのように地球の遊弋となって俄然誰もいなくなる、俄然誰でもなくなるスペクタクルや目眩は、この魘しかける時制崩壊に迫るのである。

0 Comments:

Post a Comment

<< Home