碧空3196 nautilus1539(Melencolia1)
3196 nautilus1539(Melencolia1)
ノモンハンのような戦争が茶色く、一体の種の如く陸続と歩む兵隊や難民や迫害されるユダヤ人の茶色い群に陶然とするのは、平等のストレスの魔術的感染である。そこには、メランコリーがひそかに息づいている。
この感染は、孤独や自由でなくなるのであるから、「私」のことが他の誰かのことになる寂漠や他の誰かのことが「私」のことになる復活にもメランコリーが潜んでいる。「私」が種と個の中間から脱け出せないのである。
デューラーの牝のMelencoliaに翼が生えているのは、種と個の中間から脱け出そうと天使が羽打ちを起こそうとしているのだとしても、しかし天使は種と個の中間なのであるから、自乗すると-1であるような地獄の水で穴の開いた甕を満たそうとするようなELPIS から翼に力が湧くにしても、天使が呼吸する大気は浮力を阻害するメランコリーなのである。


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