碧空3198 nautilus1541(薄目をあける子供たち、はしゃぐ子供たち)
3198 nautilus1541(薄目をあける子供たち、はしゃぐ子供たち)
曇りガラスの空ろな昼間が薄目をあけたような子供たちは、森永の、あの、逆立ちするように浮かんでいる、羽の生えた裸のエンゼルを憂い見詰める。それは、本当の問である。というのも、それは解がさっきから泡立つように呟やいているのであるし、誰にも話さなくていいまでに微塵なのだから。というより、何か完璧なほど何でもないのである。
しかも、それは、何をしようか!というような春愁(柳田国男)の、あるいは何処かで石英のぶつかる音がしてモズの声がする路傍の秋の漠とした焦燥と瓜二つで、何でもないほど何か完璧で、石を投げ入れて、波紋を広げたくなる。
0なのに、あるいは0だからはしゃぐ子供たちの、その、内臓の如くのたうつメランコリーに、石を投げ入れて、井戸のように音がするか耳を澄ましたくなるのである。


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