Monday, June 03, 2024

碧空3207 nautilus1550(応挙の幽霊、LITTLE NURSEの幽霊性)

3207 nautilus1550(応挙の幽霊、LITTLE NURSEの幽霊性)  応挙の幽霊に足がないのは、そこで世界が終わっている洞察なのである。まるで世界の終わりがこの世に忍び込んだとでもいうようであるが、しかしそうではなく、熱平衡なのに幻肢の如く身体を訴えるbody-conscious!の、その、「私」が透明になるまでに「私」を訴える葛藤の分割に応じた配分である。従って、幽の部分に顕の部分が吸い込まれているようにして応挙の幽霊なのである。  この、「私」が透明になるまでに「私」を訴えるbody-conscious!は、部分になるまでに全体を訴えるのであるから、「LITTLE NURSE」(Mentholatum )は幽霊性をひそかに励起しているのであるし、世界はそんなふうに終わっているのである。  そもそも、こちらを見ているLITTLE NURSEの魅惑は、鏡をのぞき込むように、他の誰かのことが「私」のことになる不気味と、「私」のことが他の誰かのことになる不安や焦燥や嫉妬と区別がつかなくなる鏡像性である。他の誰かのことが姿を現わすために「私」のことになって姿を消す隠喩と、「私」のことが姿を現わすために他の誰かのことになって姿を消す隠喩との間の、鏡像性である。

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