碧空3216 nautilus1559(オルガスムスの如く)
3216 nautilus1559(オルガスムスの如く)
オルガスムスは、他の誰かのことが「私」のことになる危機に迫る。♂のコブラを呑み込み終わって♀のコブラが♂のコブラになるような雌雄異体の危機にも迫る。
他の誰かのことが「私」のことになるタイム・スリップの衝撃や復活も、「私」のことが他の誰かのことになる寂漠のような落下も、オルガスムスの如く、世界が広がっているのに首を刎ねられているような、不断に前進しているのに世界が終わっているような危機なのである。
一体の種の如き独裁者の出現もオルガスムスの如く、この体制は、種と個の中間が解離しない戦慄が独裁者となって露頭し、それと一つに於いて、導かれる大衆であることは種と個の中間が解離して戦慄発作に襲われずにいられる。つまり、種と個の中間が解離しないと解離するとの間に振動する、その、戦慄と麻痺の間の振動が分割されて、両極に分業する体制なのである。
出埃及のモーゼはオルガスムスの如く、海が割れるのはタイム・スリップする通過の如く他の誰かのことが「私」のことになって顔が光るのである。モーゼは失踪する。


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