Friday, June 21, 2024

碧空3225 nautilus1568(盗まれている!というより、何かドンぴしゃに響いて来る呵責)

3225 nautilus1568(盗まれている!というより、何かドンぴしゃに響いて来る呵責)  規則や習慣などの諸要請に縛りつけられている安全から解き放たれてしまって塞ぎの虫に巣くわれるように、霊的なものから跳躍したはずなのに自由にならないこの世のものの危機は、自然や「私」がまるで実在!といった躁状態だということである。というのも、この次元跳躍(metamorphosis )は、打ち消すまでにコピーする葛藤だからである。  釈迦牟尼仏、摩訶迦葉仏となって悟る、というような憧憬は、こうした葛藤であるが、嫉妬を孕んでいる。廓然大悟は本当の弟子の異常接近(殺祖)に光り出すのであるが、盗まれている気がして取り戻さないではいない。輝いているのは弟子が贈与したからであるから、盗まれている気配、時制異常の気配なのである。  癩病や全身を覆う入れ墨が「私」の目を脅かしかけるのは、平等や一回性を「私」の胸に突きつけて思い知らせるゴーストがかかるからである。つまり、無意識を尋ねて鏡をのぞき込んだようなものであるが、この魔術的転移は、盗まれている!というより、何かドンぴしゃに響いて来る。そのゴーストは、差異や日常に疾しさとなって潜むメランコリーの隠喩なのである。

0 Comments:

Post a Comment

<< Home