碧空3230 nautilus1573(可視的になるまでにスロー・モーションを羽織ったゴースト)
3230 nautilus1573(可視的になるまでにスロー・モーションを羽織ったゴースト)
種は個を脅かすが、しかも個が鎧う甲冑である。それと一つに於いて、メランコリーは、この世のものの、まるで実在!である自然や「私」の、その細部の躁状態を脅かす疾しさとなって潜伏するのであるが、しかも躁状態を輪郭づける。
種と個の、無意識と症状の、その関係が姿を現わすためにメランコリーと躁状態の関係となって姿を消すのは、隠喩である。運命が偶然となって、良心が悪となって、精神が偽となって自由になるはずなのに自由にならない焦燥の隠喩である。
従って、メランコリーは単に気分や発作なのではなく、霊的であり、時計がひどく遅れていて可視的になるまでにスロー・モーションを羽織ったゴーストであり、メランコリーと躁状態の間は単に発作的変脱、変態なのではなく、次元跳躍である。


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