碧空3256 nautilus1599(不意の魂に出食わす)
3256 nautilus1599(不意の魂に出食わす)
世界は続く、と同じくらい世界は終わっている。それは一体どういうことなのかを、チェコスロバキアとポーランドの国境が潜んでいるはずのライ麦畑でJean Genetは検索して、頭上に浮かんだ双つの焦点をもつ楕円が、「貴婦人と一角獣」が起こることを予期するのである。
他の誰かのことが「私」のことになる「ために」階段を降りて来るヌードは、追い詰められた「私」がまるで不意の魂に出食わすかのような危機の表現である。丑の日の丑の刻の誰もいない部屋を呑み込んだ鏡を全身が目になってのぞき込む少女や、清水の舞台から決然と振袖を翻し傘を拡げて飛ぶ少女、すなわち運命の人を検索する少女たちは、その方解である。


0 Comments:
Post a Comment
<< Home