碧空3260 nautilus1603(運命の速度異常)
3260 nautilus1603(運命の速度異常)
運命が戦慄的であるのは、間に合わせであってはならない運び去られている気配であるが、その、Earth の遊弋の気配が浮上するような不気味は、乗っ取るには速度が異常で追いつかない。しかし、置き去りにするというのではなく、内臓や血管や神経の如く何よりも身近であるが何よりも疎々しくつけ狙うのである。イツカコウナル気ガイツモシテイタ!というように魘されているのである。
Oedipus の如く、初めからそうであるのに姿を現わすのには時間がかかる。どう躱しても追いつかれ、しかも即興的に(予期に矛盾しない範囲で間に合わせて)思いがけない姿を現わす。しかも、初めから知っているのに、他の誰かの声帯を通してやって来る。何よりも本当らしく何よりも嘘じみているのは、他の誰かのことが「私」のことになるからである。
メランコリーの息がかかるだけ空気が抜かれて胸が潰れ、時間が抜かれて世界が潰れる。運命を乗っ取れないのは、姿を現わすために躁状態の偶然となって姿を消すからである。


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