碧空3262 nautilus1605(メランコリーの凝固)
3262 nautilus1605(メランコリーの凝固)
深い穴に石を投げ入れて何か音がするかいつまでも耳を欹てるユピテルは、寄生虫のように潜んでつけ狙う拉致勢力を代表して、人の姿をしてというよりは牛や黄金の雨となって不眠で限界の突破を試みるが、気がつくと、もうこの世のものではないモーカン姉妹の闇に石を投げ入れて耳を欹てている。
突然、モーカン姉妹を呑み込んで膨れ上がった闇が潰れて石を吐き出す。この石は、まるで実在!である。内臓や血管や神経となって寄生虫のように眠らないメランコリーの凝固である。モーカン姉妹の闇に石を投げ入れたのは、投入した石を触媒のようにして、メランコリーの変身能を激励して、メランコリーをシリアのアレッポの石鹸の如く固形で取り出したかったのである。
しかし、この、限界の突破を試みる眠らない石は、アレッポやマルセイユの石鹸の如くメランコリーを脱して自由に躍り出たはずなのに自由にならない躁状態なのである。


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