碧空3305 nautilus1648(地殻変動の真上の、青い蝶のコスモス)
3305 nautilus1648(地殻変動の真上の、青い蝶のコスモス)
厳格な日々の規範、検束に反抗する若者が軍隊の規律や教祖の要請には柔順になる昇華、しかし、呼び出されなければ成らない「私」の、その奴隷状態は変わっていないし、いつでもペルソナは顔面に肉づきになって剥がれなくなってしまいかねない。
この昇華の、奴隷状態に鈍感な躁状態は、世界が一気に潰れて呑み込まれる地殻変動のすぐ真上である。それは、重力から自由になったとでもいうような錯覚、擬似浮揚である。
全体から個へ重心が大きく移って蛹状態の自由と孤独が羽化するかに見えた時代の胡蝶の錯覚も、そうした昇華である。他の誰かになるまで器官を延長する血縁と隣接性の、その、人の目を躱せない猛威から青い蝶になって逃避すれば、器官の延長が知らぬ間に錯綜し渡った無窮の分業のコスモスの片隅で人の目を躱せるかに見えるが、他の誰かの器官の延長になると一つに於いて他の誰かになるまで器官を延長することになる貨幣の目の猖獗は躱せない。この青い蝶は、自由にも孤独にもなれないのである。
この、青い蝶のコスモスは、分業の秩序が熱平衡に呑み込まれる地殻変動のすぐ真上に水の如く広がって、地殻変動を映している。地殻変動は、解離しない種と個の中間、何も変わっていないのにとり替えられてしまっている!というように宙に浮く。既視感の如く、他の誰かのことが「私」のことになり、「私」のことが他の誰かのことになるのであるが、解離した種と個の中間が涌き出す無窮の分業のコスモスは、他の誰かになるまで器官を延長する分業の秩序の(貨幣と言語の)オートマチズムである。


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