Friday, September 13, 2024

碧空3309 nautilus1652(笑う鏡!)

3309 nautilus1652(笑う鏡!)  笑う鏡!は、呪文を唱えて鼓舞するのである。鼓舞するうちに呪文になる。呪文以上になる跳躍であるが、それは、呪文を鏡の如く映すのである。呪文は、鏡と鏡像が解離しない中間を呼び出す。  空海は、この中間を呼び出す呪文をわざわざ唐へ渡って尋ねるまでもないのであるが、天竺に仏法を尋ねる三蔵法師の一行の如く、時間をかけ海原を乗り越え危険を冒すことを通して呪文が威儀を鎧う、と見込むのだ。クレジットのようなものの派生である。  こうして、弘法大師は、日本各地で杖を地面に突くような呪術を以て泉を呼び出し、何千もの溜め池を掘る。しかし弘法大師が伝えたのはダウジングや土木技術ではなく、横隔膜の痙攣的な模写発作、中間が笑う!微行(incognito )である。  弘法大師の微行を感じるおかしみは、隣人が不意に人狼だと感じる戦慄や、女房がまるで信田の森の白狐だと感じる不思議の、その、何も変わっていないのにとり替えられてしまっている秘密に匹敵するが、笑う鏡!が伝わったことになるのだろうか。

0 Comments:

Post a Comment

<< Home