Saturday, September 14, 2024

碧空3310 nautilus1653(微行、うわさ、神託)

3310 nautilus1653(微行、うわさ、神託)  一体の種の如く、分業の頂点に上り詰めて一体の個にもなれないOedipus に、下の方から首まで上がって来る一般性の猖獗が疫病の蔓延となって姿を現わしたように、弘法大師には、一人になるために半分になる中間性が微行となって姿を現わす。伝わらない笑う鏡!は、微行となって伝播する。  つまり、微行は媒体性の隠喩であるだけでなく、言語の如き媒体である。微行は鏡と鏡像が解離しない中間を呼び出して秘密であるが、鏡と鏡像が解離して言語の如く伝達するかのように振る舞うのである。それが、乾燥の危機に、弘法大師の出没を遍在的にするのである。それは、乾燥の危機に四方から集結したアメーバが一体の種の如くのたうって移動するようなものである。  Oedipus の審判は、危機がうわさの如く伝達して変形したのである。神託はうわさじみていて、微行(おしのび)するOedipus のうわさもあるはずだが、微行とうわさは区別がつかない。神託は、白状する人面瘡や連鎖する隠喩が組み込まれた装置であるが、Oedipus の場合、「私」のことが他の誰かのことになる告解の効果に浴するのではなく、他の誰かのことが「私」のことになって観念してしまうようにはたらくのである。

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