碧空3314 nautilus1657(世界の遁走)
3314 nautilus1657(世界の遁走)
1=0.9・・・ に面して、その、反直観的に立ち竦まないではいない懐疑と戦慄は、いつまでも1にならないことが1であるといった硬直となって姿を消す。
最後の審判は、1と0.9・・・ を同じと見なす。最後の審判が暗示するのは、世界は続くのに世界は終わっている、あるいは始まっていない不安である。この世界の危機に、世界が一体の種の如く広がるのは、「私」が一体の種の如く遁走すると一つに於いて異性になるまで器官を延長するのである。それは、下の方から首まで他の誰かが上がって来て、尻別川にオショロコマが躍り、分け入った草むらにキリギリスが鬱勃と鳴く如くである。
この、一人になるために半分になる「私」の危機に、世界は尻別川の如く雌雄異体の気配となって遁走するが、そのun-dead 状態を振り切れない。


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