Saturday, November 02, 2024

碧空3359 nautilus1702(器官の延長の意味)

3359 nautilus1702(器官の延長の意味)  フーガは、目標が漠として予期されているが、それが何であるか解明されない焦燥のままに盲目に蔓を伸ばし続けて空転する、というようである。しかし、この遁走は逃避ではないし、退行でもなく、すぐそこにある地殻変動に(深淵と呼ばれるようなまるで実在!に)誘導されているのである。  秩序から(分業のオートマチズムから)脱落して寄生するかに見える、逃避的で自らを監禁するような生活振りは、しかし日常が展開する限り、その逸脱と寄生は擬装なのである。そもそも、日常として展開する分業のオートマチズムの、その、綿密に組み込まれた器官の延長が寄生でないものはない。寄生は、器官の延長の意味である。  しかし、分業は、寄生に見えない器官の延長と、寄生に見える器官の延長とに分岐する。この分岐は、種と個が解離した媒体性の眠り込みと、種と個が解離しない媒体性の覚醒との差異と一つではないが、親和的である。寄生に見える階級からは、鏡の如く個が種を映し出す媒体性の露頭の標本を、例えば江戸時代なら狐憑きや乱心を採取できるのである。しかし、種が個に映るような寄生は、階級間の寄生に転位している。  ところで、個が種を打ち消すまでにコピーするようにして種は個の場所となって潜伏して個に寄生するのであるが、寄生に見えない階級も寄生に見える階級を打ち消すまでにコピーする憧憬なのだろうか。

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