碧空3367 nautilus1710(誰もいない部屋を呑み込んだ鏡4)
3367 nautilus1710(誰もいない部屋を呑み込んだ鏡4)
「私」は種の呵責を打ち消すまでにコピーしたmetamorphosis であるが、鏡が誰もいない部屋を呑み込む如く「私」は種の呵責を呑み込み、誰もいない部屋を呑み込んだ「私」は誰もいない部屋になる。
この、本当ではないが嘘でもないエネルギー状態の「私」は、鏡と鏡像の中間の暴露である。原罪は姿を現わすために誰もいない部屋となって姿を消し、贖罪は姿を現わすために「私」となって姿を消す。「私」が誰もいない部屋を呑み込んで誰もいない部屋になるのは、「私」と呼ばれる贖罪が原罪を呑み込んで原罪になるのである。
「私」が誰もいない部屋になるmetamorphosis は、贖罪なのか、逃亡や失踪なのか。その区別はつかないが、つけて来た原罪が追いついた!というような、しかもまるで「私」が追いついた!とでもいうようなのだ。


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