碧空3370 nautilus1713(雌雄異体の不思議)
3370 nautilus1713(雌雄異体の不思議)
そもそも、先立つはずのEROSが後れて来る跳躍も不思議であるが、雌雄異体も盲目に器官を延長する姦通も何のためにと思うような不思議である。
先立つはずの原罪も今を主張して移動するし、今を主張する幽霊船は後れて来る原罪がこの世に贖罪となって出現する姿である。
世界の広がりが不思議なのも、世界の終わりまであと0秒の、その0の膨張が、不断に限界を拡大する「私」が今を主張する、その空腹の、口と胃袋と性器が分岐しない位置異常がほどけて分岐する雌雄異体の気配だからである。寂漠は「私」の危機であるような不思議な落下であるから、街角の向こうに世界が広がるようにどうして異性がいるのだろうと怪しむのは孤独なのではなく、孤独になれないのである。


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