Thursday, November 21, 2024

碧空3378 nautilus1721(贖罪の快感)

3378 nautilus1721(贖罪の快感)  偶然の個や悪や偽や症状といった躁状態(贖罪)は、運命的な種の良心や精神といった無意識(原罪)に導かれている。誘導から逸脱するかに見えて、誘導の気配を躱せない責め苦である。原罪に抱き竦められて、そのメランコリーが躁状態となって翻訳されるのである。  他の誰かになるまで器官を延長する「私」が他の誰かの器官の延長である分業のオートマチズムに於いては、種の媒体であることの責め苦が他の誰かの器官の延長であることの責め苦となって翻訳され、機能することは贖罪の社会的形式である。  役立つことは、不覚ニモ、贖罪である。役立つことの快感は、贖罪の快感なのである。告解が爽快とはいわぬまでも何か「地獄から管を通されて」快感であるのは、告解の制度に取り込まれて機能するからである。しかも、告白と伝聞の区別のおかされた言語のオートマチズムは、「私」のことを他の誰かのことにする魔術的転移であるから、秘密はどこでもないユートピアに浮くのである。しかし、他の誰かの秘密が「私」の告白であるかの如く蓄積していく、その魔術的責め苦は、すなわち告解師を通してうわさの如くもっと他の誰かへ漂おうとする、その、瘴気のような秘密を解毒しないままに受容、貯蔵するのは、告解師の苦渋というより、不覚ニモ、贖罪の快感なのである。

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