碧空3391 nautilus1734(アンダルシアの織物と遥かな目眩)
3391 nautilus1734(アンダルシアの織物と遥かな目眩)
「アンダルシアの織物」という唄は、店先で売りに出していた上等の織物にしみがついたので、今は安値で売っている、と詠嘆している。
というより、この世の片隅でアンダルシアの商人に起った織物の細部のズーム・アップが商人をスロー・モーションにして(見得を切るように)劇化し、店先を過ぎた風が織物をスロー・モーションでひとしきり揺らして、南部の国の牛追いを突然襲うような遥かな目眩が、アンダルシアの商人を包んだのだ。「私」が小節や詠謡となって模写しようとするのは、この、遥かな目眩である。


0 Comments:
Post a Comment
<< Home