碧空3416 nautilus1759(隠喩的誘導)
3416 nautilus1759(隠喩的誘導)
この世のものが寄辺ない光速に到達して光る、その速度の決定は、どこからともなく、誕生と星辰の配列との間の感応の如く、心細いまでに奇怪である。それは、雌雄異体の気配が謎じみた、しかし何か予期を孕んだ世界の広がりとなって彷徨を誘うように、何を誘導するのだろうか。
この世のものが光を反射する振りをして世界が広がるのではなく、どこからともない、偶然の光速に到達して光る、その、世界の広がりは、自乗すると-1であるような地獄のELPIS である。
水鏡をのぞき込むナルキッソスには、二重に反射して届く光は知られていない。ナルキッソスを呑み込んだ水鏡が鏡像と解離しないで光速に到達して光るのである。自乗すると-1であるように地獄から管を通されて、もう一つのナルキッソスへ、しかし別の形態のナルキッソスへ誘導されることになる。ハンスにもう一人のハンスが(個に種が)乗り込む如く、しかし異種の間で、a narcissus にNarcissus が乗り込むのである。
こうして、偶然の光速と地獄のELPIS の間の隠喩的誘導を尋ねて、metamorphosis へ出てしまう。


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