Thursday, January 16, 2025

碧空3434 nautilus1777(ジャンヌとイボンヌ4)

3434 nautilus1777(ジャンヌとイボンヌ4)  突然或る記憶が蘇る。その記憶の真偽はどうでもいい。記憶改竄であっても、あるいは、記憶改竄であればこそ、その記憶は何かに迫る。何か何でもなさ!のようなもの、再現しようにも再現できない何か何かでさえないものに。  すれ違う隣人が、偶然というには狙撃的過ぎて秘密なのに隠れない。つまり、黒いイヌが街角で催眠術にかかっているように振り返る如く、何でもない!それは、Mephistophelesが蜻蛉を切って尨が近寄って来る気配、とでもいうか。  122 歳まで催眠術にかかっているようなジャンヌ(イボンヌ)は、贋作じみている。変身するのに月光と蜻蛉返りが弾みと生彩をつけるように、タイム・スリップの苦痛を直前の転落は暗示するが、単なる場面転換なのではなく、イボンヌがジャンヌに先立つことはまるで置き去りにされたようで、この、Venus の姦通にEROSが先立つことの天空性のエコーは、いつまでも偽物だと気づかれないのではないか、というような心細さである。

0 Comments:

Post a Comment

<< Home