碧空3459 nautilus1802(idol出現、音もない魔術的麻酔)
3459 nautilus1802(idol出現、音もない魔術的麻酔)
idolが光速に達して光り出すのは、本当の持ち主が異常接近したからであるが、そうではないかのように局部麻酔をかけられてしまうのである。
「高野聖」(泉鏡花)が飛騨の山中でidolに遭遇するのも、発光の源泉が、その若い高野聖の異常接近であるのに、そうではないかのように局部麻酔をかけられているからであるが、そのことを、木々の下蔭を通る偶然の旅人に驟雨の如く降って来て血を吸う山蛭の、その、音もない局部麻酔や、idolに纏いつき額づく猿や蝙蝠や馬の熱狂が暗示している。通りかかった旅人が、そうした猿や蝙蝠や馬に姿を変えられてしまうことは、この、idol出現のために魔術的に局部麻酔をかけられてしまうことの魔術的翻訳である。


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