碧空3488 nautilus1831(ケンタウロスの変換)
3488 nautilus1831(ケンタウロスの変換)
チェコスロバキアとポーランドの国境のライ麦畑に鬱勃と起こる「貴婦人と一角獣」(Jean Genet)が収斂すると、戦闘少女が現れる。それは「風の谷のナウシカ」(宮崎駿)のように浮力が及んで滑空するし、傘を開いて「清水の舞台から飛ぶ娘」(鈴木春信)の如く、その落下は重力に抗する。周囲の岩石がばらばら破片を落としながら一斉に浮上するのである。まるでピアニシモのソプラノの地を這う底力に感応するかのようだ。
水面を破って躍り上がった巨大な鯉の背に小さな小さな犬塚信乃が乗る図は、芳流閣の、その天守閣の急勾配の瓦の上で犬塚信乃と犬飼現八が決闘する図に変換する。犬塚信乃は耳が立ち尾が生えた戦闘少女であるし、図全体もケンタウロスの再発である。(「南総里見八犬伝」滝沢馬琴)


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