Sunday, March 30, 2025

碧空3507 nautilus1850(ペテルスブルグ)

3507 nautilus1850(ペテルスブルグ)  ゴロブニン船長の松前幽閉が解けたその年、ペテルスブルグの都から日本国への贈りものは、一個の時計だった。それは、発条を充たせば、川の如きものが横に流れ、馬首が出て来て水飼う工夫だった。  これは、phenomenon!なのだ。ペテルとブルグの間にスが混入するような!  せっかく半身が半馬になったというのに、「私」は駆け出せない。膝から下が海になって打ち寄せて来るが、打ち寄せる敷浪に浸っているのではないことがすぐ分かる。足を抜いて駆け出せないでいるどころか、膝から上も打ち寄せる敷浪になって侵されていく。逃げ場(nowhere to hide )がなくて魘されている「私」に話しかけるのは(今はもう跡形もなくなった)母の声母の体だが、夢中の人に話しかけるのは禁忌ではなかったのか、と「私」は心配になる。話しかけるからこうなった、と思考は接続異常であるがものともしない。  ペテルとブルグの間に混入するのは、極端に私的な接続異常である。

0 Comments:

Post a Comment

<< Home