Monday, March 31, 2025

碧空3508 nautilus1851(接続異常)

3508 nautilus1851(接続異常)  ゴロブニン船長の松前幽閉が解けたその年、ペテルスブルグの都から日本国への贈りものは、一個の時計だった。それは、発条を充たせば、川の如きものが横に流れ、馬首が出て来て水飼う工夫だった。  ペテルスブルグは、ペテルとブルグの中間、世界の終わりである。  従って、ペテルスブルグがphenomenon!であるのは、隠れなさ(nowhere to hide )に迫る接続異常である。混合種が訴える極端に私的な夢想が追跡や誘導の気配となって展開するのも、この接続異常の変奏である。  従って、Karl(「アメリカ」F.Kafka )の肖像は「モナリザ」の如く荒野がオーロラのように波打っているだろうし、Karlが壁に写す影はケンタウロスであるはずだし、Karlは失踪しているはずなのに魘されるように半身が敷浪になって打ち寄せ、隠れない!のである。

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