碧空3544 nautilus1887(救済のアイデア)
3544 nautilus1887(救済のアイデア)
真偽が気にならない目的となって位格変化した「私」は、「私」の死蔵となって、真偽が気になる「私」の遠近法では迫れない救済がいきなり肉薄する。奇妙ニモ、まるで唐突に救済のアイデアが襲うのである。襲う!というのは、このアイデアの闖入が救済に先立つはずの危機を密輸するからである。
救済と危機が抱き合わせの、この位格変化は、一輪の黄色いタンポポが救済に匹敵する詩を孕むような異常である。
「モナリザ」、「アメリカ」(F.Kafka )、「告白」(J.J.Rousseau )は、そうした一輪の黄色いタンポポの異常に迫るのである。


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