碧空3550 nautilus1893(どうしようというあてもない救済)
3550 nautilus1893(どうしようというあてもない救済)
人の姿をして疫病が感染するように、津軽となって潜伏した後ろめたさは目的であるから生きられる。
その、漠とした世界の広がり、海そして山、雌雄異体の気配に「私」の覚醒は、別にどうしようというあてもなく「ポオズ」(太宰治)を取る。
この、異性と「私」の異常接続は「私」を疑うのであるが、どうしようというあてもなく、その、どうしようというあてもなさは、あの、何をしようかというような「春愁」(柳田国男)の如くである。
畢竟、「ポオズ」は、あの、エジプトの朝の空へ立ち昇る一条の紫の煙である。それは、もの凄い牡鹿の啼き声やいくつも枝岐れした角の如く手段に見えるが、それ自体どうしようというあてもない救済なのである。


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