碧空3557 nautilus1900(隠す告白)
3557 nautilus1900(隠す告白)
遊弋する青い地球が今を主張する幽霊船であるのは、一体の種の如き開眼である。浮上して来た、この青い惑星は、浮上して来る限りで、真偽の中間であるが、その、不断に限界を拡大する「私は嘘つきである」が訴えるのは、嘘つきは「私」に迫る隠喩、しかも、偶然の「私」の形式(精神)になるということである。
「私」は種が姿を現わすために個となって姿を消す擬態である。嘘つきであることは、「私」を打ち消すまでにコピーする憧憬であって、何か不易で何か一貫していて媒体であることからは懸け離れた「私」を「私」たらしめる告白の能力が夢の如く秘める奇怪な能力、隠す告白である。


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