碧空3576 nautilus1919(アベルの密告)
3576 nautilus1919(アベルの密告)
草の茎の頂に上り詰めて来た華の如く、アザミ。あやめ。が呼ぶ。呼び出しを食らう、というのは何か度忘れ状態なのである。この、アザミ。あやめ。は、一般的な語彙に解消して流通するのではない。
あざらし。能所の区別や、受身、自発、尊敬、可能の区別がおかされて、何か上り詰めて来る!のは、解釈や平均値を許さないのである。
他の誰かは「私」の弟子である。弟子(他の誰か)は「私」を一般的な語彙に解消して脅かす。「私」は、分類されまいとして遁走するが、どこまで逃れても他の誰かの顔を踏みつけている。そんなふうにして、アベルはカインを脅かす。アベルを打ち殺したカインはアベルに乗っ取られていて、鏡をのぞき込むとアベルの顔が映りそうで直視できない。アベルは疾しさとなってカインの喉元まで上り詰めて来る!というように、カインは呼び出しを食らう。カインや。何処に在る。
このカインは、流通しないし、カインの喉元まで上り詰めて来て囁くアベルの密告も流通しない。


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