碧空3578 nautilus1921(Wakefield 。と呼ばれる恐慌)
3578 nautilus1921(Wakefield 。と呼ばれる恐慌)
カイン。と呼ばれる恐慌は、身分の分類ではないし、身体を区別する癖、特徴を代表するのでもなく、どんな範囲であれ流通する名前ではない。商品に貨幣が張り付いて媒体として機能しない恐慌の如く、日常を組成する同一のもの同種のものを形作る範疇の、その崩壊とまではいわぬまでも停止である。
カイン。は個体としても名前としても媒体であることの停止である。それは、何処のことか。ヤーウェがヤーウェの気配を消す日常であるはずはなく、余りにも巧みに気配を消したもののヤーウェが虚栄に疼いて擬態が暴露してしまう特異点である。それは、ヤーウェと被造物の中間ではあるが、巧みに解離するのではなく解離しない中間の露頭であって、場所ではない。
虚栄に疼くと、場所が気配づいて場所ではなくなる。「Wakefield」(N.Hawthorne)が窃視する、死後となって置き去りにされた日常を出来事にする場所は、Wakefield が疾しさとなって潜伏して気配を消したのである。Wakefield の虚栄が疼いて失踪を解こうとするのは場所の浮上であるが、それは、ヤーウェの気配に匹敵する。Wakefield 。と呼ばれる恐慌である。
Thomas Aquinas。の恐慌も、そんなふうに、呼び出しを食らったのである。


0 Comments:
Post a Comment
<< Home