碧空3580 nautilus1923(告解の共謀)
3580 nautilus1923(告解の共謀)
ヤーウェは被造物に怯える。メランコリーに冒されまいとする孤独だからである。カインは、そのような孤独を体現する媒体、と一つに於いて、ヤーウェのまるで実在!を励起する影である。
メランコリーが孤独を打ち消すまでにコピーする憧憬であるという、その、ヤーウェの秘密の告解は、その秘密を被造物の秘密にする魔術的転移である。疾しさとなって潜伏するヤーウェと被造物との葛藤は、カインとアベルが顔を合わせるシャムの双子となって分割して緩和する。カインとアベルの告解の共謀である。
姫島の海岸の特別な花の蜜を索めて群がり舞う、数百匹のアサギマダラは♂ばかりである。この、渡りの途中の♂の習性は、♂の分に忠実に、従って諦念的に、一体の種の如く、何処かに漠として雌伏して舞うはずの数百匹のアサギマダラの♀をくるわせる。それは、秘密のフェロモンとなって告解する共謀というふうだ。


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