碧空3581 nautilus1924(守秘)
3581 nautilus1924(守秘)
告解は、「私」の秘密を他の誰かの秘密にする魔術的転移であるから、共謀でない告解はない。
他の誰かの媒体である告解師には数え切れない秘密が、罪が、無量の毒素となって蓄積し、その媒体性が海底のOctopus の如き輪郭喪失を増幅、励起して、その階級の不在はまるで階級である。
告解師の行動様式は何もしない労働、その、一本だけ飛び出た白い眉毛や黒い染みや赤い吹き出物や疣となって滲み出ないではいない毒素を溜めに溜め込む硬直した諦念的な守秘は、倦怠と区別がつかない。その、階級の不在は海底のように音もないが、守秘が硬直するのは輪郭喪失を埋め合わせ、守秘が屈辱であるのはメランコリーを防ぐのである。


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