碧空3582 nautilus1925(不断の途中)
3582 nautilus1925(不断の途中)
範疇は、知らぬ間に「私」と他の誰かが共謀するのである。従って、範疇の範疇である世界は、一層知らぬ間に個と種の共謀である。
この、個と種の中間が不断に限界を拡大する世界は、誰も見つけに来ないまでに孤独なのに隠れないカインの如く、海底のOctopus の如くである。世界が不断に限界を拡大するのは、逃げ場がないからである。
カトリックの共謀の制度である告解の如き地上の分業は、その、「私」の秘密が他の誰かの秘密になる魔術的転移の地下で階級の不在である。この、地下の平等は、地上では個と種に解離して不断の途中である。
誰も見つけに来ないまでに忽然とした世界の片隅(隠沼)に出ることは、「私」の世界が他の誰かの世界になって落下する魔術的転移であるが、この別天地は逃げ場にならない。旅は、他の誰かの世界が蒸発して「私」の世界の限界の拡大に連れ戻されてしまう、不断の途中なのである。
ECHOのおしゃべりの如き地上の発話は、「私」のことが他の誰かのことになって魔術的に共謀して伝達する如く漂うが、この発話の地下は、罰後のECHOの如く発信と受信の区別がおかされている。つまり、罰後のECHOは、発話の地下の平等(伝達の不在)の露頭と、個と種が解離した地上の擬伝達との混線、伝達の不断の途中である。


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