碧空3591 nautilus1934(巨大な怠惰)
3591 nautilus1934(巨大な怠惰)
諦念的な作法の同調を強制する江戸時代の、発作的に流行する盆栽や朝顔や富籤、心中、あるいは俳諧といった大小上下の逆転や、逸脱、変異、越境、突破の熱狂は、諦念的な仮面が顔面に肉づきにならないように剥ぎ取るとはいわぬまでも、ほんの少しずらす周期性の予防である。
俳諧の如く、形式に柔順で、しかも何か突出を狙う発作なのである。
誰もが欲しがる商品といった同調性は、欲求に見えて強制的で、奇妙ニモ、何もしたことにならない巨大な怠惰を擦過する流星である。何かすぐそこにある危機に触れて、一体の種の如く同調して遁走するのであるが、その危機とは、何もしたことにならない巨大な怠惰なのである。
この巨大な怠惰は、まるで免罪符である。悪業はおろか、何もしたことにならないからである。それは、果てしもなく続く地獄のELPIS に瓜二つである。


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