Thursday, July 03, 2025

碧空3602 nautilus1945(虚構の底なし沼)

3602 nautilus1945(虚構の底なし沼)  「私」は本当はMessiah なのだよ、と岩に向かって囁きたがるJesus Christは、真ではないが偽ではないエネルギー状態で、OLD NICKに冒されている。  アナタハモシヤMessiah ナノデハ!といった、あるいは、アナタハモシヤJesus Christの復活ナノデハ!といった問い掛けに、虚構の気配が暴露した振りをして、巧妙ニモ、虚構の気配を消す虚構の底なし沼が忽然と現れる。虚構から逃れようとしてもいつの間にか追いつかれていて、というより誘導されているのである。「私」を脅かす陰謀や追跡の気配は媒体性の隠喩であるが、それと一つに於いて、それは虚構の隠喩である。媒体性そして虚構は、「私」を、脅かすようにして励起するのである。  納屋に潜んで体を休めていた脱走兵が二人の子供に見つかってしまい、アナタハ誰ナノ!という問い掛けにJesus Christ!と舌打ちしたのは間投詞に過ぎなかったが、無邪気につゆ疑わない子供たちは驚愕する。いつも聞かされているJesus Christが、なんとこんなふうに実在していたのだから。  脱走兵はといえば図らずもJesus Christとなって、巧妙ニモ、それは微行であるが「私」は虚構の気配を消す。

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