碧空3642 nautilus1985(「蜘蛛の糸」)
3642 nautilus1985(「蜘蛛の糸」)
J.J.Rousseauを狙撃する陰謀や追跡の気配の如く、忽然ツーと「蜘蛛の糸」(芥川)が光って降りて来るのは、地獄のELPISのレパートリーが拡張するようなものであるが、つまり何度も繰り返されることになるのであるが、降りて来ること自体何か救済であるのは、隠れなさ(nowhere to hide )だからである。
ヤーウェの掌の上を果てしなく逃亡するカインの頭上にも「蜘蛛の糸」が降りて来る。弟殺しのアイデア自体が、頭上に空中停止する空飛ぶ円盤が差し下ろす「蜘蛛の糸」である。
二時間もつづいて炎天下でアフリカ大平原を横ぎった後、土人は静かにタアル語で言った。
「長い間、お尋ねしようと思っていたのです。あなたが独りでこのような草原におられ、そして太陽がかように草むらの上を照らすとき、何ものかが話すように思われたことはありませんか。私が言うのは耳で聞こえるものではなしに、あなたが小さく非常に小さく、他の方が非常に大きくなるように思われるものです」
タアル語となって「蜘蛛の糸」が降りて来たのである。


0 Comments:
Post a Comment
<< Home