Saturday, October 11, 2025

碧空3702 nautilus2045(原言語の復活)

3702 nautilus2045(原言語の復活)  バベルの塔のエピソードが想定する原言語のようなものは種の如く予定調和的であるから、昔からあるかのようでこれから後れて来るのである。原罪の如く、打ち消された原言語は日々の空話の場所となって潜伏して、それと一つに於いて、他の誰かの話す言葉となって姿を現わす「私」の話す言葉が後れて来る。原言語は失われたのではなく、他の誰かが話すまでに極端に私的な器官の延長となって螺旋階段状に上昇するかに見える。器官の延長が「私」を代表して、発信と受信が分業する伝達のヒエラルキーである。  この、まぼろしのヒエラルキーは、バベルの塔の不遜から祟ることになったphantom circuit 上のエコーの嵐に面して、狼狽から、そのエコーを転移発作的に打ち消すまでにコピーする。すなわち、解離である。  しかし、例えば、今日の日も命のうちに暮れにけり明日もや聞かん入相の鐘 が急に目を見開いて鏡の中の顔の如く迫るとすれば、それは、発信と受信が分業して身につまされて伝達する如く平均値が出現したのではなく、原言語の復活となって異常伝達するのである。

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