碧空3708 nautilus2051(目が潰れたカイン)
3708 nautilus2051(目が潰れたカイン)
二時間もつづいて炎天下でアフリカ大平原を横ぎった後、土人は静かにタアル語で言った。
「長い間、お尋ねしようと思っていたのです。あなたが独りでこのような草原におられ、そして太陽がかように草むらの上を照らすとき、何ものかが話すように思われたことはありませんか。私が言うのは耳で聞こえるものではなしに、あなたが小さく非常に小さく、他の方が非常に大きくなるように思われるものです」
これは、世界の照明がばかになった、目が潰れたも同然の、もう一人のカインのエピソードである。


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