碧空3719 nautilus2062(運命の仮装の失効、世界の誘惑)
3719 nautilus2062(運命の仮装の失効、世界の誘惑)
世界が片隅や異性の振りをする隠沼の発見は、ハヤブサの猛烈な急降下の如く、海面にまっさかさまに突入する鰹鳥の如く、タイム・スリップの衝撃の如く、遠近法に包まれているのではなく、速度が制御されない、というより失効する世界の断面の暴露なのである。
同時に異なる場所を占める不思議な落下や融通は、世界の断面が、逃げ場のような速度、距離、時間の失効だからである。極端に私的な隠れなさである運命の仮装は、逃げ場があるかのような日常の、その、他の誰かになるまで器官を延長して他の誰かの器官の延長になる「私」を魔術的に再現する時間であるが、その公開性が閉じるのである。
Oedipus の神託は、この公開性に包まれているのではなく、逃げ場のない運命の仮装である日常の、その、逃げ場があるかに見える時間の失効の告知である。つまり、Oedipus の旅路はまっさかさまに取り消される。いつまでも起こる途中で起こったことにならない世界の誘惑の、その宙吊り状態は、せめてもの前進を試みるメランコリーである。


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