碧空3722 nautilus2065(何番目かの本当の今、本当のエピソード)
3722 nautilus2065(何番目かの本当の今、本当のエピソード)
メランコリーは、世界が終わっているから猛然と突進しても一歩も進まない、と一つに於いて、いつまでも起こる途中であるから敷浪打ち寄せるような、昔からあるかのようなせめてもの前進を試みる。
この前進の試みは、日常の如く不断に今を主張して不断に限界を拡大する逃げ場であるが、幽霊船の如く今を主張する終末の隠れなさは禁忌である。今を主張する公開性は、隠れなさとは何かまるで違って、隠れていられる隠蓑である。
fugue が果てしないように、「The Fugitive」の本当のエピソードが次のエピソードである如く、次の今は、本当の今が姿を現わすために次の今となって姿を消す隠喩である。EROSがVenus の姦通となって姿を現わす如く、いや継ぎ継ぎの今は、序の不断の逆転である。全体が部分の振りをする如く、問に迫る解となって敷浪の如く寄せては問となって返すのである。
写真は何番目かの本当の今の痕跡を保存する試みであるが、そのような今は虚構ではない。0から1の間に無限に犇めく実数が、序数としての自然数に一対一で対応するというのは反直観的ではない。メランコリーは、光の痕跡となってせめてもの前進を試み、海底のOctopus の如く隠れないではいられないのである。


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