碧空3723 nautilus2066(本当の今の暴露)
3723 nautilus2066(本当の今の暴露)
本当の今は次の今である。予定調和的な主題は隠喩に乗り移って、本当のエピソードは次のエピソードである。いきなり異本なのである。
こうした神格の隠蓑の摘発は、何か言ったことになるだろうか。奇妙ニモ、本当の今は起こるのではなく、発掘され、暴露するのである。
何も言ったことにならない世界の終わりの、その、本当の今の暴露が隠れなさであるが、監視や密告、盗聴や盗撮が張り巡らされた体制が縦横無尽に走査しても暴けない私的な部屋の秘密が潜んでいられるような死角さえもない。擬装や隠蓑や虚心といった死角の余地、逃げ場があるような時間の解消なのである。
二時間もつづいて炎天下でアフリカ大平原を横ぎった後、土人は静かにタアル語で言った。
「長い間、お尋ねしようと思っていたのです。あなたが独りでこのような草原におられ、そして太陽がかように草むらの上を照らすとき、何ものかが話すように思われたことはありませんか。私が言うのは耳で聞こえるものではなしに、あなたが小さく非常に小さく、他の方が非常に大きくなるように思われるものです」


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