碧空3771 nautilus2114(「私」の覚醒は、不思議に誰でもない)
3771 nautilus2114(「私」の覚醒は、不思議に誰でもない)
理想を鎧った異種同体の革命家が、突然思いがけない帰宅をしてドアを中へ開け放っても、誰でもなくなるようなシベリヤの如き苛酷な遠方からのぞき込むも同然の死者の窃視にしかならない。それは、取り残されたがなおも笑いさざめく小さな巣をのぞき込むことが禁止されているということなのだろうか。
そうだとしても、禁止をおかして覗き見るように革命家は誘惑されているのである。革命家に「私」が覚醒する種の悪夢は、革命家がケンタウロスの如く半身が異類であるだけでなく、雪女の如く理想を映す媒体だからである。しかも、この世の片隅に笑いさざめく小さな巣は理想を写す如くして、死者も同然に除かれた「私」の覚醒は、不思議に誰でもない。小さな巣の出現(metamorphosis !)と引き換えに虚脱するのである。この噴射は、嫉妬発作である。


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