碧空3853 nautilus2196(ECHOの母国の言葉)
3853 nautilus2196(ECHOの母国の言葉)
ECHOするのはおしゃべりが過ぎたことに対する罰ということになっているが、しかし、つのる慕情から好キダ!と叫んでも口からはオマエハ誰ダ!が飛び出してしまうのは、慕情をどう伝えたらいいか分からない狼狽から、他の誰かの話す言葉が飛び出してしまう転移発作ではないのか。
ECHOの、その、おしゃべりしまくる普段は影を潜めていた母国語は、他の誰かから来る言葉なのである。
しかし、おしゃべりも、うわさの如く、着信は発信元へしか届かなく、着信と発信の区別がおかされている。そんなはずはないというように他の誰かから来る言葉を発信するのであるが、半ば麻痺が及んで変だとは疑わないのが、おしゃべりなのである。
「君の名は」(菊田一夫)の真知子は、名告ったのに名告らなかったかのように届かない真知子を叫んでいるのに口からは「君の名は」が飛び出すように転々として摺れ違うことになる、それが「君の名は」である。


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