碧空3880 nautilus2223(密室で一角獣は起こってはならない禁止の屈折)
3880 nautilus2223(密室で一角獣は起こってはならない禁止の屈折)
誰もいないまでに誰でもない(there are none)丑待ちの日の密室のミステリは、まるで誰カデアッテハナラナイ!と禁止するかのようであるが、それは、後れて来る「私」ののぞき穴に包まれては、誰ニモ見ラレテハイケナイ!という禁止に屈折するのである。
疾しいのは殺人ではなく、打ち消された「私」が密室であること、誰もいないまでに誰でもないことである。この、I am 「there are none 」が屈折して人殺しを禁忌にするが、殺サレテハナラナイ!のは密室の如き「私」である。疾しさからか恥じらいからか、密室で一角獣が起こってはならないのである。
山幸彦が産屋をのぞき込んではならない禁止の屈折も、約束の時が満ちた産屋では一角獣が起こりそうなのである。


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