碧空3909 nautilus2252(モノの如きコトバ、浪費されて漂う言葉)
3909 nautilus2252(モノの如きコトバ、浪費されて漂う言葉)
一体の種の如きものが形を結ぶ「物のあはれの胸に漲る」は、個と種が解離しない。この、眠らない中間は浪費できないエネルギー状態であるが、浪費できるエネルギー状態は個と種が解離して中間が眠ってしまうのである。
このことは、言葉にも当て嵌まる。
地霊の如く、とはいえそれが何かはまるで不明だがそう呼びかけてみたくなる如く、浪費できないように呼びかけて来るモノの如きコトバと、浪費されて時間に漂う言葉とは、瓜二つでしかも何かまるで違うエネルギー状態なのである。
モノの如きコトバに呼びかけられて「物のあはれの胸に漲る」はモノに重心を移して「見たこともないのにああこれだと分かる」のである。コトバに重心を移すのであれば、それは、「聞いたこともないのにああこれだと分かる」ように呼びかけられるのである。
この、眠らない中間に呼び出される受身は、可能、自発、そして尊敬とが収斂して区別がおかされている。


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