碧空2378 nautilus929(自然が恐れる空虚)
2378 nautilus929(自然が恐れる空虚)
「自然は空虚を恐る」
自然を脅かすのは媒体性であるが、媒体であることを打ち消すまでにコピーして自然は浮かび上がるのである。後れて来る「私」が浮かび上がるのも、媒体であることを打ち消すまでにコピーするのであるが、この、打ち消された媒体性とは、場所である。
つまり、自然は、鏡像が鏡を恐れるように、場所を恐れる。この場所は、子亀を載せた親亀のように底なしなのではなく、誰もいない部屋を呑み込んだ鏡(に映っているはずの鏡と鏡像の中間)の如く底なしなのである。
自然が恐れる空虚とは、この、鏡と鏡像の中間である。


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